阪神はサヨナラ負けで5連敗 16試合消化時点での1勝はプロ野球史上ワーストタイ

 10回、サヨナラ負けにベンチでぼうぜんとした表情を見せる矢野監督(中央右)=撮影・山口登
 10回、佐藤輝は投ゴロに倒れ悔しそうな表情を見せる(撮影・山口登)
 延長10回、大島にサヨナラ打を打たれる加治屋(撮影・飯室逸平)
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 「中日1-0阪神」(13日、バンテリンドーム)

 阪神は延長十回に悪夢のサヨナラ負けを喫して、引き分けを挟んで5連敗。52年のフランチャイズ制以降では、球団ワーストとなる開幕6カード連続勝ち越しなしとなった。また、16試合消化時点での1勝はプロ野球史上ワーストタイとなった。

 当初先発予定だった伊藤将が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたため、急きょ先発となった小川は4回2/3を2安打無失点と好投。その後もリリーフ陣が奮闘したが、延長十回に加治屋がつかまりサヨナラ負けとなった。

 打線では1番に戻った近本が、自己最長タイとなる13試合連続安打を記録。ただ、チーム全体としては精彩を欠き3安打完封負け。8日・広島戦(甲子園)の六回にロハスがタイムリーを放って以来、これで43イニング連続タイムリー無しとなった。

 この日は伊藤将だけでなく、江越と、当初14日の中日戦に先発予定だった藤浪も新型コロナウイルスの陽性判定を受けた。苦しい状況を打破する勝利とはいかず、トンネルの出口は見えない。

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