阪神・藤浪「いいようにやられた」 初の3被弾で4回6失点KO、開幕7戦7敗ならセ初の屈辱

3回、丸に2点適時打を許す藤浪(撮影・田中太一)
3回、マウンドに集まる藤浪ら阪神ナイン(撮影・堀内翔)
 3回、丸に適時打を打たれて悔しそうな藤浪(撮影・堀内翔)
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 「巨人-阪神」(1日、東京ドーム)

 阪神の先発・藤浪は巨人打線の一発攻勢に遭い、4回7安打6失点(自責点4)でKO。広報を通じ「何とかチームに流れという思いでマウンドに上がりましたが、相手打線のいいようにやられてしまい、悔しい投球になりました」とコメントした。

 藤浪は初回、いきなり坂本、ポランコに2者連続アーチを浴び、2点の先制を許した。坂本には153キロの直球、ポランコには154キロの直球をはじき返された。

 さらに、二回には2死走者なしから大城に、152キロの直球を左翼スタンドに運ばれた。2者連続&1試合3被弾はプロ初の屈辱で、いずれも直球をフルスイングされた。

 悪循環は続く。三回には遊撃・中野の失策でリズムを失うと、2死満塁から丸に2点適時打を献上した。3回までに5点を失うと、打線も巨人の先発・菅野に苦戦。五回、糸井の中前適時打で1点を返したが、序盤から大量リードを許す展開となった。四回には1死一、三塁から坂本の中犠飛で1点を追加された。

 2年連続で開幕投手を務めた藤浪は、3月25日のヤクルト戦(京セラドーム)で7回3失点。5点のリードを守って降板したが、リリーフ陣が崩れて逆転負けを喫していた。

 阪神は現在、開幕から6連敗中。すでに球団のワースト記録を更新しているが、開幕から7戦7敗となればリーグ初の屈辱となる。(79年に開幕8連敗したヤクルトは、7戦目に引き分けて8、9戦目で黒星)。

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