阪神2軍・ドラ6豊田 プロ初Hが“初弾” コロナから実戦復帰2戦目で先制&マルチ

 「ウエスタン、阪神1-0ソフトバンク」(30日、鳴尾浜球場)

 ドラフト6位の豊田(日立製作所)が「7番・中堅」で2軍公式戦に初めてスタメン出場し、初安打を“プロ1号”で飾った。安芸キャンプ中に新型コロナウイルス陽性判定を受け、前日29日のソフトバンク戦で実戦復帰した直後での一発。「初ヒットがああいう(本塁打の)形になってうれしかった」と満面の笑みを浮かべた。

 爽快な木製音が鳴尾浜に響き渡った。三回先頭での第1打席。ソフトバンクの左腕・大竹耕の内角直球をファーストスイングで捉えた。ライナー性の打球は一直線に左翼防球ネットに直撃。先制&決勝ソロとなり「若干詰まっていたんですけど風に乗ってくれた」と謙遜気味に笑った。

 右打ちの外野手として即戦力の期待がかかる豊田。「左ピッチャーが出てきた時に打てないといけない選手だと思う」と自覚も十分。五回1死でも大竹耕から左翼線二塁打を放ち、3打数2安打。8度の守備機会も無難にこなし、平田2軍監督は「(打席の)内容が全ていい。守備範囲もあるし、楽しみやな」と即戦力ルーキーの姿に胸を躍らせた。

 「ここからがスタートだと思うんで、切り替えてまた状態を上げていきたい」と背番号61。猛アピールを続け、1軍外野陣に殴り込みをかける。

 ◆豊田 寛(とよだ・ひろし)1997年4月28日生まれ、24歳。横浜市出身。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。外野手。東海大相模、国際武道大、日立製作所を経て2021年度ドラフト6位で阪神入団。東海大相模では4番として15年夏に全国制覇。国際武道大では1年春からベンチ入り。今春の2軍安芸キャンプ中に新型コロナウイルス陽性判定を受けるなど出遅れていた。

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