阪神が悪夢の大逆転負け 開幕戦7点リードから敗戦はチーム初 ケラー2被弾炎上

 3失点でベンチに戻るケラー(左)を見つめる矢野監督(中央)=撮影・山口登
 9回、サンタナに勝ち越し2ランを許し、ユニフォームをかんで悔しがるケラー(撮影・田中太一)
 9回、サンタナに勝ち越し2ランを許し肩を落とすケラー(撮影・田中太一)
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 「阪神8-10ヤクルト」(25日、京セラドーム大阪)

 阪神が天国から地獄に突き落とされる大逆転負けを喫した。糸井の開幕1号2ランを含む3安打4打点の活躍など、打線が爆発し、序盤で8点を挙げたが、終盤に大量失点。最大7点リードを守り切れず、八回に1点差まで迫られると、九回に送り出した新守護神のケラーが2被弾で勝ち越された。

 先発の藤浪は、苦しむ場面がありながらも7回3失点と試合をつくった。だが、2番手に斎藤が登板した八回から流れが変わる。サンタナに2ランを浴びると、投手が岩崎にかわってからも2失点し、1点差まで迫られた。

 そして九回、ケラーが先頭の山田に1号ソロを浴びて同点にされる。さらに、村上に安打を許してからサンタナに2打席連発となる2号2ランを打たれ、あっけなく逆転を喫した。

 裏の攻撃で、抑えのマクガフを攻めたが、大山が倒れて試合終了。開幕戦の7点リードからの逆転負けはチーム初で、重苦しいシーズンの幕開けとなった。

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