阪神・ウィルカーソン 初シート登板&ジョークで昇格アピール「鳴尾浜のニオイは」

 打者相手に投球するウィルカーソン
阪神アーロン・ウィルカーソンは阪神・矢野燿大監督(右後方2人目)らが見守る中、シート打撃に登板する=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
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 阪神の新外国人、アーロン・ウィルカーソン投手(32)=前ドジャース傘下3A=が23日、京セラドームでの全体練習前にシート打撃に登板した。来日後、初の実戦形式のマウンドで自慢の制球力を首脳陣にアピールした。

 安定感が光る評判通りの投球だった。小野寺、ロハスと3打席ずつ対戦し、安打性の当たりは1本のみ。変化球で空振り三振を1つずつ奪った。今年初めてとなる打者との対戦を「よかったかなと思います。内容的にも」と振り返った。

 降板後は矢野監督ら首脳陣とじっくり対話した。主な話題は状態の確認と次回以降のスケジュールについてだったが、ジョークを交えて指揮官に早期1軍昇格への意欲を示したという。

 「鳴尾浜のニオイだったりはちょっと嫌なので、なるべく早くここ(1軍)に上がってこられるようにみたいな話をしました」とアピールしたことを笑顔で明かした。

 矢野監督は「真っすぐの質も、結構ピュッと浮き上がるし、いろんな球種を両コーナーに投げられる」と評価した。先発候補として期待される新助っ人は今後、ウエスタンで実戦登板を重ね、1軍デビューへ調整を進めていく。

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