阪神・佐藤輝 球団公認後援会が発足 「輝シート」設立など野球人口拡大活動も

 笑顔を見せる佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 佐藤輝のHP
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 強力なバックアップや!!阪神・佐藤輝明内野手(23)を応援する球団公認の「佐藤輝明後援会」が発足されることが22日、分かった。仁川学院時から親交の深かった高取君己さんや佐藤輝が小学生時にプレーした「甲東ブルーサンダース」が設立に尽力して実現。23日から公開のホームページで会員を募集し、野球人口の拡大に向けた貢献活動なども、本人との話し合いのもとで行われていく予定だ。

 開幕まであと3日。2年目のシーズンに向かう佐藤輝に、心強い“味方”ができた。「佐藤輝明後援会」が球団承認のもと設立されることが決定。発起人の高取さんがその背景を明かす。

 「自分は仁川(学院)の時に一番、関係が深かったんです。息子がテル(佐藤輝)と仁川で同級生だったし、小学校の時から野球をする彼を見てきて、純粋に佐藤輝明を一緒に応援してくれる人と後援会をやりたいと思ってね」

 発足に動き出したのは、佐藤輝が阪神からドラフト1位で指名された直後から。佐藤輝本人に「後援会作ろうと思う」と伝えると「そんなんできるんですか!!」と驚きの表情を見せていたという。

 ただ、設立には両者の間で「活躍してから」との意見が一致。そんな佐藤輝は1年目からシーズン歴代新人左打者最多の24本塁打を放つなど、球界に新風を巻き起こした。球団からも「球団の顔としても作っていいのでは」と活躍ぶりを評価され、設立の承認が下りた背景がある。「テルの努力。テルの頑張りがあったからこそ」と高取さんの表情には安ど感がにじんでいた。

 今後は佐藤輝本人と話し合うことになるが、募集する会員限定で、野球人口の底辺拡大に向けた少年野球教室などの交流の場や、意欲を見せていた「佐藤輝明シート」設立などの構想も上がっている。後援会発ではないが、近本も地元・淡路市で同様の取り組みを行ったことも参考にし「テルも子供が好きやからね。夢を与える職業にいるからこそ、そんな活動もしてほしい」と西宮の星として貢献する姿も願っている。

 球団公認としては原口、坂本、片山に次ぐ形での後援会設立となる。発足前、佐藤輝は「もし、後援会ができるならありがたいですね!!できたらしっかり頑張りたいですよ」と思いをはせていたが、早い段階で実現した。それでも野球選手としての道はまだまだ始まったばかり。後援会という最高のバックアップを力に、スターへの階段を上っていく。

 ◆23日から「佐藤輝明後援会」の特設ホームページ(http://teruaki-sato.com/)が開設される。サイトを通じて会員募集をする予定で、通常会員3000円、ジュニア会員1000円。野球教室や佐藤輝明シートの構想の他にも、応援ツアーなども会員限定で行う可能性もあるという。高取さんは「コロナ禍での発足なので、思うように行かないこともあると思いますが、佐藤輝明を応援したい方々の入会を心よりお待ちしております」とPRした。

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