阪神・アルカンタラ先発志願 矢野監督の期待に「自分でも思っている」

 阪神のラウル・アルカンタラ投手(29)が30日、来季の先発を志願した。後半戦は中継ぎに徹したが「先発としてチームに貢献したい」との思いを吐露し、矢野監督も先発スタートを示唆している。助っ人枠を勝ち取って開幕ローテ入りし、優勝に貢献すると気合十分だ。

 2年目を迎える来季に向け、アルカンタラはアメリカで入念に調整を進めている。今季を振り返り「ケガをせずに一年間過ごせたのは良かったが、全ての面で自分ではもっとできたと思っている」と納得はしていない。

 先発投手としてのプライドをにじませた。「自分でも先発投手として頑張っていきたいと思っているよ。今年は途中からブルペンに入ったけど、やはりまずは先発としてチームの勝利に貢献したい。その思いが強い」と意気込む。

 昨年、韓国リーグで20勝を挙げた実績を評価され、今季前半戦は先発を担った。しかし、後半戦はチーム事情もあって中継ぎに配置転換。24試合に登板し、3勝3敗6ホールド、防御率3・49という成績に終わった。

 今オフ、球団は先発候補の新助っ人としてウィルカーソンを獲得。今季9勝を挙げたガンケルやチェンも強力なライバルとなる。その中で矢野監督は「スタートとして競争は先発でやってもらおうかな」とアルカンタラの先発としての能力に期待を寄せる。

 外国人枠に制限があり、キャンプ中からのアピールが必須だ。現在は、ジムでの有酸素運動やウエートトレーニングで汗を流し「スムーズにキャンプ、オープン戦と入っていける体作りを心がけているよ」と万全に戦える態勢を整えている。

 今季途中に日本で暮らしていた家族との時間も大切にしており「子供たちと目いっぱい遊んでいるよ。やっぱり家族との時間はすごく大切で、心が安らぐ時間だね」と生活の癒やしとなっている。

 来季は先発でフル回転。「手が届かなかったリーグチャンピオン、日本一を目標に、多くの勝利に貢献できるように頑張りたいね」。助っ人右腕が勝利の使者となる。

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