阪神で前代未聞の新キャプテン総選挙 当選は虎の“アイデアマン”坂本「光栄」

総選挙で主将に選出された坂本誠志郎は来季への意気込みを語る=甲子園(撮影・田中太一)
総選挙で主将に選出された阪神・坂本誠志郎=甲子園(撮影・田中太一)
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 オンライン開催での「阪神ファン感謝デー2021」が4日、甲子園室内練習場で行われた。今回のメインイベントは選手全員投票から選ばれる新キャプテン。1回目の投票は終了しており、その結果の上位3人による決戦投票が行われた。

 前代未聞のタイガース総選挙。最終候補に残ったのが、大山、近本、坂本の3選手。大山は今季のキャプテンを務め、近本は選手会長。本塁打を打った選手の首にかける虎メダルを作るなど“アイデアマン”で、捕手としてもシーズン最終盤には11試合連続スタメンマスクをかぶるなど存在感を示した坂本に絞られた。

 決選投票で、栄えあるキャプテンに選ばれたのは!?盛り上げ役としても欠かせない存在である坂本が選出された。発表前には「野球以外のことで目立っちゃっているので、野球でも目立てるように」と演説していたが、見事、背番号12が来季の新キャプテンに任命された。

 所信表明として、坂本は「本当に選手間、選手の中で選んでいただいたことは光栄に思っています。覚悟と責任が伴うと思いますけど、しっかりやりたい。僕がキャプテンになって一つの勝ちをみんなで喜ぶ、一つの負けをみんなで悔しがる、そんなチームにしていきます」。残留を表明した梅野との正捕手争いも待ち受けており「梅野さんを超えないと」と意気込むだけに、プレーでも存在感を発揮していく。

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