阪神・江草2軍投手コーチ就任会見「左投手しか分からない部分」担う 及川ら育成期待

ファーム投手コーチに就任した江草仁貴氏(右)と嶌村聡球団本部長(代表撮影)
ファーム投手コーチに就任した江草仁貴氏(代表撮影)
ファーム投手コーチに就任した江草仁貴氏(代表撮影)
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 阪神は3日、江草仁貴氏(41)のファーム投手コーチ就任を発表し、入団会見を行った。背番号は「72」で、年俸は1000万円(金額は推定)。2011年以来、11年ぶりの阪神復帰に「タイガースのユニホームを着られることに喜びは感じています」と話した。

 江草氏は02年度ドラフトの自由枠で阪神入団。05年には中継ぎとして、リーグ優勝に貢献した。11年途中に西武へトレード移籍。翌12年には広島へトレード移籍し、17年に現役を引退した。引退後は野球解説者などを務めていた。

 阪神の印象については「すごくいい投手がたくさんいて、しっかりやっていたと思う」。ただ「中継ぎで1枚、2枚、しっかりとした投手がいれば、もう少し違う結果になっていたのかなと思います」と評価した。

 阪神は左投手の台頭が課題となっている。今季は先発で1年間ローテを守った左腕は、伊藤将だけ。先発再挑戦となる及川や、育成契約を打診中の川原、新人のドラフト2位・鈴木(創価大)、同3位・桐敷(新潟医療福祉大)らの指導に期待が寄せられる。

 「学生を指導していた時も、大学生なので、18から22歳ぐらいの子を指導していた。その経験をコミュニケーションにしても生かせると思う。左投手しかわからない部分がどうしても出てくると思うので、そこは僕のポイントとしてしっかりやっていきたい」

 阪神の投手コーチは1軍に福原、金村コーチ。2軍は安藤、久保田コーチと4人とも右投手。江草氏は唯一の左投手として、左腕の育成は責任重大だ。

 「僕も外からタイガースをみていて、タイガースは関西に、日本に絶対に必要なチームだと思いました。ファンのみなさんが、喜んでもらえるようなチーム作り、結果を求めていきたいと思っています」と決意を語った。

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