阪神 矢野監督の執念に応える1イニング必殺リレー 馬場「自分も絶対0」

 坂本とタッチを交わすスアレス
 8回に登板し、三者凡退の好投を見せた岩崎
 7回、好リリーフを見せ笑顔でベンチへ戻る馬場
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 「広島1-1阪神」(23日、マツダスタジアム)

 阪神は救援陣の決死の継投で、ドローに持ち込んだ。秋山の降板後、アルカンタラ-馬場-岩崎-スアレスの4投手による1イニング必殺リレーが機能。指揮官の執念が実った形だ。

 六回から登板したアルカンタラは西川、鈴木誠、坂倉のクリーンアップと相対したが、9球で三者凡退。「1点も与えられない場面で3人で抑えることができた」と安どした。

 七回からは馬場、八回からはセットアッパーの岩崎をつぎ込み、こちらも三者凡退の好救援。馬場は「自分も絶対に0点で抑えるという気持ちでマウンドに上がりました」と、思いを明かした。

 同点の九回には守護神・スアレスを投入。2死から坂倉に中前打を許したが、最後は菊池涼を158キロツーシームで中飛に抑えてゲームセットだ。「大事な試合で仕事ができてよかった。明日は勝てるように」と次戦こそは43セーブ目を狙う。

 泣いても笑っても残り2試合。ヤクルト次第だが、最短で26日・中日戦(甲子園)での逆転優勝を目指しブルペン陣も一丸で戦う。

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