阪神・高橋またG封 圧巻11K!わずか1安打好投 次回は20日ヤクルト戦か

 7回1安打11奪三振と力投を見せた高橋
 9回、木浪の2点二塁打で生還した板山を迎える高橋ら阪神ナイン
 先発し力投する高橋(撮影・西岡正)
3枚

 「巨人0-3阪神」(14日、東京ドーム)

 ベンチ最前列から最終回の攻撃を見つめていた阪神・高橋は、板山の先制打が飛び出すとマスク越しから笑顔を見せた。自身に勝敗こそ付かなかったが、7回1安打無失点。必死に腕を振り続けた快投劇があったからこそ、執念の勝利に結びついた。

 逆転優勝を狙う阪神にとって負けられない一戦。2回続けて中5日でマウンドに上がっていた高橋も気合が入っていた。初回は松原、坂本、丸をわずか11球で三者凡退に斬る快調な立ち上がり。四回までは無安打投球と付けいる隙を与えない。

 五回先頭の中田にこの日初被安打となる左前打を許したが、7番・若林にはツーシーム、8番・小林にはカットボール、そして9番・山口にはツーシームを決め球に投じ、3者連続三振。圧倒的な投球で巨人打線の前に立ちはだかった。

 三塁すら踏ませない投球で、圧巻の11奪三振。「尻上がりに良くなったかな。四球(3つ)も出しちゃいましたけど、しっかり粘り強く投げられたと思います」と振り返り、回を追うごとに「ストレートが良くなった」と投げ進めながら手応えを深めていたという。

 前回8日のヤクルト戦(神宮)では5回4失点とKOされていた。「大事な試合でゲームを作れなかったんで…」。悔しさはすぐに消えるものではない。それでもその悔しさを力に変えて、105球の熱投を展開した。

 矢野監督は「バッテリーで意思疎通をしっかりやりながらやれた結果と思うし、遥人(高橋)の力からしたらこれくらいやってくれると」と高く評した。

 亜大の先輩でもある板山&木浪が試合を決定付ける一打を放ち「良かったです」と声を弾ませた高橋。もし次回も中5日で回れば、20日・ヤクルト戦(甲子園)となる。「しっかり試合を作れるように頑張ります」。有言実行の快投を演じ、逆転優勝への夢をつなぐ。

 ◆巨人戦2試合連続2桁奪三振 高橋が先発した9月25日(東京ドーム)に続いて巨人戦2桁奪三振。巨人戦に限れば2戦連続2桁奪三振を記録したのは2017年・メッセンジャー以来。この時は4月21日(東京ドーム)で8回1失点で10奪三振。5月25日で8回1失点10奪三振。いずれも勝ち投手だった。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス