阪神・糸井「爪痕残したろ」気迫の3点二塁打で勝利に導く
「巨人3-4阪神」(26日、東京ドーム)
阪神の糸井嘉男外野手(40)が、気迫の3点適時二塁打でチームを勝利に導いた。
「『爪痕残したろ』と思って、それだけです」
1点リードの五回2死満塁。3番手・鍵谷の初球、147キロ直球を狙い澄ましたかのように振り抜いた。打球は鮮やかに一塁線を突破。チーム最年長は二塁ベース上でガッツポーズを決め、仲間が歓喜に沸く三塁ベンチに拳を向けた。
この日は「6番・左翼」で5試合ぶりにスタメン出場。二回には中前打を放つなど、出場15試合ぶりのマルチ安打と存在感を示した。
宿敵との3連戦を2勝1分けで終え、ヒーローインタビューでは「良かったです。強いジャイアンツに勝っていかないと頂点を取れないと思っているので」と振り返った。
レギュラーシーズンも残り23試合。16年ぶりの頂点へ負けられない戦いは続く。「みんなの目標は1つなんで、絶対に頂点に立てるように、監督を胴上げできるように残り試合頑張っていきます」とチーム最年長の超人がさらなる奮起を誓った。