阪神・ロハス 来日初猛打賞!マルテの“穴埋め”から“ライバル”へ急浮上

 2回、ロドリゲス(手前)からフェンス直撃の二塁打を放つロハス
 6回、ロハスは左前打を放つ
 6回、二盗を狙うもアウトになるロハス
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 「中日6-2阪神」(21日、バンテリンドーム)

 阪神・ロハスがバンテリンドームを縦横無尽に駆け回った。左右両打席から快音を響かせ、来日初の猛打賞をマーク。「確かに右でも左でもタイミングがしっかり取れているし、自分の中でリズムも悪くない」。ようやく…。昨季の韓国リーグ2冠王がお目覚めの予感だ。

 いつも通り打席横に「神よ自分にご加護があるように」という思いを込めてバットで「ジーザス」と書き、迎えた1打席目。2点を追う二回1死一塁の場面でロドリゲスの154キロ直球を完璧に捉えた。左打席から放った火を噴くような打球は左翼フェンスに直撃。助っ人は二塁ベース上でガッツポーズした。

 四回も先頭で左中間を破る二塁打をマークすると、その後三塁に進塁し、代打・島田の右前適時打で本塁生還。右打席に立った六回には福から左前にはじき返した。それでも「チームが3つ負けているので」と満足感はない。「勝ちにつながる一打を打てるように頑張っていきたい」と話した。

 矢野監督から前半戦の野手MVPに選ばれたマルテは再入国した後、2軍戦で調整中。絶不調だったロハスはM砲の穴を埋める存在として後半戦に入ったが、ここにきて立場が変わりつつある。8月13日・広島戦から8試合連続「6番・左翼」で先発出場して打率・310、1本塁打、4打点。外国人枠を争うライバルとして急浮上してきた。

 指揮官も「みんな競争やからね。本人もやるしかないんで。そういう気持ちが結果につながっている」とR砲を評価する。うれしい悩みが増えた様子だ。

 シーズンは残り51試合。ロハスは「続けていって安定して成績を残せるように頑張っていきたいと思う」と気を引き締めた。まだまだ実力はこんなもんじゃない。矢野虎を日本一に導くために来日した背番号24が、エンジン全開で大進撃する。

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