阪神OS主軸そろって2戦連続存在感 大山“新打法”手応え 佐藤輝グリップ握り変更
「エキシビションマッチ、阪神2-9ロッテ」(28日、甲子園球場)
打線の中軸を担う両主砲が2試合連続で快音を響かせた。阪神・大山悠輔内野手(26)が二回に中越え二塁打。佐藤輝明内野手(22)も四回に右越え二塁打。前夜はともに本塁打を放った3、4番が状態の良さをアピール。後半戦開幕までの2週間を有効活用して、さらに打棒を磨いていく。
大敗の中で主軸2人の長打が光った。27日のエキシビションマッチ初戦で本塁打を放った大山、佐藤輝がこの日も快音を響かせた。
まずは二回の大山だ。二木の外角高め直球を逆方向へはじき返した打球は、前日に放り込んだ右中間席へあと少しの二塁打。前半戦は規定打席到達者の中で最下位となる打率・245と苦しんだ『4番』が2日連続で復調の兆しを見せた。
18日に始まった全体練習初日から、大山にメスを入れていた矢野監督は「力が出るところでいかにバットをしならせてくるかを今、課題にしている。本人的にも手応えはあるんじゃないかな」と“ツイスト打法”で連日打ち込んだ成果が出始めていることを喜んだ。
2日続けて3番に座った佐藤輝も負けていない。四回の第2打席で右翼を襲う二塁打。「より正確に確率良く捉えるために必要なんじゃないかなというところで試しています」とグリップの握り方を変えて臨んだ前日に2本塁打。2日続けて結果を残し、“新打法”に手応え十分のようだ。
スーパールーキーは五回に本塁へレーザー返球を見せ、六回には右翼前方へのライナーをスライディングキャッチと守備でも魅せた。首位堅守には絶対に欠かせない2人。このまま上昇カーブを描いて、後半戦に突入していく。