阪神、外国人選手の一時帰国を許可へ 五輪開催中のシーズン中断期間

 阪神は14日、単身で来日している外国人選手5人を、五輪開催中のシーズン中断期間に一時帰国させる方針を明かした。

 一時帰国するのはマルテ、ロハス、ガンケル、スアレス、アルカンタラ。嶌村聡球団本部長(53)は「家族がそばにいないストレスであったり、寂しさであったりというところの気持ちはわれわれも共有したい」と帰国するリスクよりも、メンタルのケアを重視したことを強調。「監督とも思いや考え方が一致して、一時帰国の許可をしようという形になりました」と説明した。1月に家族と来日しているサンズらは日本に残る。

 5人は後半戦の開幕となる8月13日・広島戦(京セラ)の出場には間に合わせるスケジュールを組んでおり、再来日後、14日間の隔離期間があることなどを考慮すると、家族と過ごす時間は約1週間になりそうだ。

 「彼らには『君たちの力が絶対欠かせない。後半戦の開幕にいいコンディションで』と伝え、『OK!』と言っていた」と同球団本部長。理解を示した矢野監督も「戻る選手も勝ちたい、日本一になりたいと言ってくれている。戻ることで、後半戦も頑張ってくれるんじゃないかというところで」と家族と過ごすしばしの時間を、勝負の後半戦につなげてほしいと期待した。

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