阪神・矢野監督 首位ターンもぶ然「スッキリしたい」前半戦快笑締めへ切り替え

 「阪神2-8DeNA」(13日、甲子園球場)

 阪神は劇的なサヨナラ勝ちから一夜明け、最下位のDeNAに痛恨の大敗だ。積極采配で中継ぎのカードを切ったが、前夜のような奇跡は起こらず。前半戦首位ターンにも矢野監督は渋い顔だった。

 「あそこで何とかね、1点でも2点でも取れる形ができればまた変わったと思うし。そういうところではピッチャーが頑張ってくれたからね。打線もそこは頑張っていかないとというところはある」

 指揮官が指摘したのは試合中盤の攻撃だ。3回4失点のアルカンタラを早々と諦め、2番手・二保の粘投で試合を立て直した。だが、打線が坂本にほんろうされた。「チェンジアップがね、ちょっとてこずっているような感じがあった」。7回1得点に抑えられ、今季2戦2敗の天敵となりつつある。

 前半戦の快進撃を支えた打線も本調子とは言えない。前夜は12安打を放ったが、この日は6安打2得点と低空飛行。試合終盤に2点を返したが、つながりを欠く。「打線は底を脱した?底かどうか知らんけど」と矢野監督はぶ然とした表情だ。

 悔しい敗戦も、4月4日から一度もトップの座を譲らず、2008年以来、13年ぶりの首位ターンが確定した。だが、交流戦後半からの7連勝で一時は巨人に最大8ゲーム差をつけながら、現在は2差。矢野監督は浮かれることなく、冷静にチームを見つめている。

 「もちろん今首位でいることは大事だけど、最終的に首位でいることが大事なんでね。自分たちの野球がなかなかできにくい、交流戦明けになってきているんでね」

 前半戦は残り1試合。「明日何とかいい形で終わって、スッキリしたいなと思ってます」と矢野監督。前半戦首位ターンは9度目で、1962、2003、05年はリーグ優勝を飾っている。最後は納得の白星で、五輪ブレークに突入する。

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