阪神・伊藤将が首位陥落の危機救う好投で5勝目 マルテ3打点 佐藤輝も猛打賞
「広島0-5阪神」(3日、マツダスタジアム)
試合終盤に打線がつながった阪神が勝利。連敗を2で止め、首位陥落を免れた。
1点リードの七回1死。前日に続き4番に座ったマルテがコルニエルの153キロ直球を捉え、弾丸ライナーで左翼席に突き刺した。6月30日・ヤクルト戦(甲子園)以来、自己最多を更新する3試合ぶりの14号ソロで猛虎に流れを呼び込んだ。
八回には先頭の梅野が左翼線を破る二塁打で好機を演出し、続く代打・サンズが左中間へ適時二塁打。糸原も右前適時打で4点目をたたき出し、マルテも右前適時打で続いた。マルテは2安打3打点。
先発のドラフト2位・伊藤将(JR東日本)は7回4安打無失点の好投で5勝目。序盤から抜群の安定感で四回まで鯉打線を無安打に封じた。七回2死満塁のピンチでは、マウンドで矢野監督直々のゲキを受けて、代打・松山を二ゴロに仕留めた。
2試合ぶりにスタメン復帰したドラフト1位・佐藤輝(近大)は、今季5度目の猛打賞と奮起。ドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)も六回に25打席ぶりの安打を放つなど、雨の中の試合で多くの収穫を得た。