阪神ドラ1佐藤輝 球宴弾予告「ホームラン見てもらいたい」史上初新人リーグ最多得票

 ファン投票で選出され、Zポーズを披露する佐藤輝(代表撮影)
 ファン投票で選出され、会見で笑顔を見せる佐藤輝(代表撮影)
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 「マイナビオールスターゲーム2021」のファン投票最終結果が28日に発表され、阪神からはリーグ優勝した03年以来、両リーグ最多の7選手が選出された。ドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=はセ・リーグ外野手部門1位、新人史上初のリーグ最多得票を集める43万5605票を獲得し、“本塁打ショー”を予告した。試合は7月16日にメットライフドームで第1戦、17日に楽天生命パーク宮城で第2戦が開催される。

 球界の名選手が集う夢舞台。世間からの大きな期待が数字に反映され、新人史上初のリーグ最多得票で選出された佐藤輝は「(球宴は)スター選手がいっぱい集まってすごい盛り上がるお祭り。ファンの方々に選んでいただいてうれしいです」。会見場では、屈託の無い笑顔を浮かべた。

 両リーグ新人最多の19本塁打を放ち、スケールの大きさは新人でダントツだ。怪物級のパワーで球界に新風を吹き込んでおり、矢野監督は「もちろん全打席ね、ホームラン狙っていくだろうし」と球宴での全打席本塁打に絶大な期待を寄せる。

 これに対し、佐藤輝は少し苦笑いしつつ「しっかりホームランが出るように努力したい。やっぱりホームランというのが、一番見てもらいたいなと思います」と積極的に一発を狙い、こん身のフルスイングを貫いていく。

 印象深いオールスターを問われると、19年に甲子園でサイクル安打を放った近本のプレーを挙げ「オールスターでサイクルヒットはなかなか出ないと思うんですごい」。サイクル安打挑戦については「スリーベースはちょっと難しいんで、狙うのはやめておきます(笑)」と、余裕を持って笑いを誘う姿も新人離れしている。

 新人が球宴弾を放ったのは69年・田淵(阪神)、80年・岡田(阪神)、86年・清原(西武)、19年・近本(阪神)の4選手。岡田、清原、近本はMVPも獲得しており、佐藤輝も本塁打&MVPの両達成を実現できるか。

 1戦目がメットライフドーム、2戦目が楽天生命パークと佐藤輝は両方の球場でアーチを放っており「もう1本ホームラン、仙台とメットライフで打てるように頑張りたいと思います」と宣言。交流戦で田中将から放った一発を見届けた父方の祖父母も、宮城での観戦が濃厚。「多分来ると思うので、また目の前で打てたら」と再び“祖父母孝行弾”を狙う。

 夢舞台へと気持ちは高まるが、まずは前半戦残り15試合。3連敗し、2位・巨人とのゲーム差は「2・5」に。29日からのヤクルト戦以降の試合が正念場となるが、規格外の打球を放ち、チーム再進撃への号砲を上げる。

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