阪神7連勝 西勇4勝目 矢野監督「粘ってくれたっていうのがらしさだと思う」
「阪神7-1巨人」(18日、甲子園球場)
阪神が大勝し、7連勝で2008年以来13年ぶりの両リーグ40勝一番乗りとなった。61試合目での到達は2リーグ分立後、3番目の速さ。3位に転落した巨人とのゲーム差は8、単独2位となったヤクルトとのゲーム差は7となった。
矢野監督は「(交流戦で)いい流れで来たものをまたつなげるスタートにできましたし、連勝はどこまでも伸ばしたいですし、いい後半のスタートというか、切れたというのはうれしいです」と振り返った。
先発・西勇輝は7回5安打1失点で4月20日巨人戦(東京ドーム)以来の4勝目。巨人戦は3戦3勝。毎回のように走者を背負いながらも味方の拙守をカバーする好投だった。
初回は右翼・佐藤輝のファンブルが絡み、2死満塁のピンチとされたが、中島を三ゴロに抑えた。三回は2死一塁から坂本の打球を処理した遊撃・中野からのトスを二塁・糸原が落球。一、二塁となったが、ここでも中島を空振り三振に抑えた。
「後半の開幕みたいな形だったので勇輝に任せようというところで。ピンチはつくったけど、そこで粘ってくれたっていうのがらしさだと思うし。それが得点にもつながっていったと思う。そういうところから抑えていく感覚とかボールの修正だったり、そういうのはしていってくれるかなという登板にできたかなと思います」とエースの粘投を評価した。
久々の勝ち星を挙げたことに「そりゃ大きいよね。ちょっと勝ちが付かない時期が長かった。そういうところでは勝ちが付いたというのは、数字の目標っていうのはそれぞれ気持ちの中で絶対あるんで。そういうのが1つ増えたっていうのはまた目指していくことにもなるし。勝ちが付いて良かったなと思います」と喜んでいた。