阪神、交流戦6連勝締め 13年ぶりの貯金「20」 近本が値千金の決勝打

9回、決勝タイムリーを放ち雄叫びを上げる近本(撮影・飯室逸平)
9回、二盗を決め送球が逸れる間に三塁へ激走する梅野(撮影・飯室逸平)
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 「楽天5-6阪神」(13日、楽天生命パーク宮城)

 阪神がシーソーゲームを制し、交流戦を6連勝で締めくくった。難敵ぞろいのパ・リーグ相手に18試合で11勝7敗。貯金も2008年以来となる「20」の大台に乗せ、セ・リーグ首位の座を確固たるものにした。

 5-5で迎えた九回。2死三塁だ。近本が守護神・松井の浮いたフォークを捉え、打球は一塁線を破った。起死回生の決勝適時三塁打。虎の切り込み隊長は満面の笑みを浮かべ、ベンチにガッツポーズした。

 0-0の三回。2死からドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)が左前打で出塁し、リーグトップ13個目の盗塁を決めて好機を拡大させた。続くマルテが早川の内角直球に詰まりながらも、左翼線に運ぶ先制適時打。流れが傾いたかに見えた。

 だが、三回までパーフェクト投球を披露していた先発・ガンケルが四回につかまってしまう。小深田と鈴木の連続内野安打で無死一、二塁とピンチを招き、浅村に右翼線へ同点の適時二塁打を献上。島内の遊ゴロの間に勝ち越し点を奪われた。

 それでも、直後の五回2死一塁の場面で近本が右翼席へ5号逆転2ランを放った。10日・日本ハム戦(札幌ドーム)以来、3試合ぶりの貴重な一発。選手会長のバットがドラフト1位左腕を撃った。

 七回には三度2死から二、三塁と好機を作り、中野が左翼へ2点適時二塁打を放った。

 しかし、3点リードの七回から救援登板した馬場が、1死から4連続長短打に犠飛を浴びて1点差に詰め寄られる。八回には新セットアッパーの藤浪が鈴木に同点弾を献上。右肩の張りから1軍復帰登板となったガンケルの6勝目は霧散したが、粘り腰をみせて勝ち越し。最後は守護神のスアレスが九回を締め、2008年の藤川球児を抜いて球団新記録となる12試合連続セーブをマークした。

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