阪神・佐藤輝、祖父母の前でお立ち台「こういう活躍ができてとてもうれしい」 マー君撃ち弾含む3安打
「楽天1-9阪神」(12日、楽天生命パーク宮城)
阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(近大)が田中将大投手から今季16号ソロを放つなど3安打猛打賞の大活躍。観戦に訪れた祖父母の前でお立ち台に立ち「祖父母の前でこういう活躍ができてとてもうれしいです」とはにかんだ。
2-1の六回2死。内角のスライダーを右翼席へ。打たれた田中将は首をひねり、あ然とした表情。6日・ソフトバンク戦(甲子園)以来、6試合ぶりの一発で交流戦12打点ととし、19年のオリックス・中川圭の新人最多打点記録に並んだ。さらに、今季44打点となり、球団新人6位タイに浮上した。
田中将との“モノノフ”対決は3打数2安打1打点。降板後の九回にも中前打を放って3安打とし、杜の都で躍動した。
お立ち台では「追加点が欲しい場面でああいうバッティングができたんでうれしいです」と田中将からの本塁打を振り返り、この日の活躍について「速い球をしっかり弾き返せたんで、自分らしいバッティングができた」と納得の表情を浮かべた。
13日は楽天ドラ1の早川が先発予定。怪物ルーキー対決となる交流戦最終戦に向けて「昨日、今日といい形できたので、明日もしっかり勝って帰りたいと思います」と気合いを入れた。