阪神・スアレス 球児に並んだ!11試合連続S リーグトップ独走2年連続20S
「楽天2-3阪神」(11日、楽天生命パーク宮城)
クールに仕事を終えると、仙台の夜空へ両手を突き上げた。阪神・スアレスが11試合連続セーブをマークし、藤川が2008年開幕から樹立した球団記録に並んだ。リーグトップ独走の2年連続20セーブをマーク。安定感抜群の豪腕は「11試合のことは知らなかったけれど、それだけチームがいい戦いができていてセーブを挙げる機会が多くあるということだと思う」と仲間に感謝した。
九回、1点リードの展開でもこの男にとっては“セーフティー”だ。先頭・岡島を156キロで空振り三振に斬って、続く茂木、銀次はいずれも遊ゴロ。パ・リーグ首位を走るイヌワシ軍団をあっさり3人で料理した。
3点リードの状況で登板した前夜は5試合ぶりに失点したが、リードはきっちり守り抜いた。防御率は驚異の0・64。最速163キロの直球と同等速度のツーシーム、チェンジアップで無双状態だ。
矢野監督も「もうホントにスアちゃん頼みというか、何とかスアちゃんにつなぐことを考えている。今日は連投になったけど、完璧な投球をしてくれた」と感謝しきりだ。
連続試合セーブ記録は大魔神と称された佐々木(横浜)が98年に作った22試合。まだまだ折り返し地点だがスアレスなら…の予感が漂う。「チームにどんどんいい戦いを続けてもらって、自分もしっかり準備したいね。頑張るよ!」。無敵守護神がVロードをさらに加速させる。