帰ってきた北條に「今日が特別とは思っていないよ」 阪神・矢野監督が今後にも期待
「阪神2-1オリックス」(2日、甲子園球場)
阪神の矢野燿大監督が、昇格して即日のスタメン起用に2本のタイムリーで応えた北條について、「今日が特別とは思っていないよ」と、持っている力を発揮しての活躍だったと評価した。
初回のファインプレーに、今季5勝0敗と好調の宮城から2本のタイムリー、投手の秋山やチーム全体を盛り上げるムードメーカーとあらゆる場面で勝利に貢献した。
気持ちが入ったプレーを見せていたのではないか、と水を向けられた矢野監督は、「いつも気合入ってるよアイツは」。そして、「きょうが特別でもないし。結果が出たから、そういうふうに見えると思うけど、いつもそういう準備とか、そういうことは怠らない選手なんで。うん。きょうが特別だとは思っていないし、でもアイツ自身も上がってきてすぐこうやって結果が出たっていうのは、気分ももちろんいいと思うし、チームも救ってくれたところがあるんでね」など、本来の姿を出してくれたことを評価した。
2本のタイムリーについても、「いや、ファームでも状態も良かったしね。きょうのバッティング練習を見ても状態が良かったし。打ったからではなく、何かしてくれるんじゃないかなという期待は、持ちながら見ていた。その通り打つってね。いいピッチャーから、なかなか簡単じゃないんやけど。状態も良かったし、期待も。そのまんま打ってくれたというのはね」と期待感を持って見守っていたことを明かした。「一番は打つということがセールスポイントになると思うんでね。ああいういいピッチャーでも打てるというのは、能力があるバッターだと思うんで。素晴らしかったと思います」と語った。