【佐藤義則氏の眼】ロッテ戦から始まる阪神の交流戦。打線は非常に手ごわい

 バットを手に笑顔を見せる梅野
 試合前、梅野(右)と話すロハス
 ベンチで平田二軍監督(左)と話す梅野
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 23日でリーグ戦は中断、25日からセ対パの交流戦が始まる。セ首位を走る阪神の開幕カードは、甲子園にロッテを迎えての3連戦。デイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は「手ごわい」とパ3位のロッテ打線を警戒し、阪神投手陣がリーグ戦とは違う意識で臨む必要性があると指摘した。

  ◇  ◇

 2年ぶりとなる交流戦が25日から始まる。阪神は甲子園にロッテを迎えての戦いとなる。初戦の先発が予想される西勇は、ここ4試合、勝てていない。

 これは不調というよりも、決め球としてシュート系かフォークに偏ってしまう、単調な配球に問題があったと見る。

 直球のキレもあるし、カーブも投げられる。しかも制球のいいピッチャーだから、工夫次第で打者を翻弄(ほんろう)する投球を取り戻すことはできるだろう。

 ただ、パ・リーグ経験のある西勇も分かってはいると思うが、ロッテ打線は手ごわい。まず1番・荻野がいい仕事をしている。左右は違うが、近本にパンチ力を加えたタイプで一発もある。3番・中村奨はインコース打ちが非常にうまい。

 上位打線が機能するから、安田は打率が高くなくても、打点を稼いでいける。加えてマーティン、レアードの外国人は脅威だ。

 パ・リーグどのチームもそうだが、少々リードされていてもまず諦めない。特にロッテは、どこからでも二塁打が飛び出す印象がある。ということは2死無走者からでも得点力を期待できる打線と言える。

 西勇だけでなく、阪神投手陣としては、5点くらいリードしていても、間違っても気を抜くことは厳禁、と思っておいた方がいい。

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