阪神・大山 復活打!強パ撃破へ4番主将帰ってくる 25日ロッテ戦へ万全

 「ウエスタン、阪神3-4中日」(22日、鳴尾浜球場)

 背中の張りで2軍調整中の阪神・大山悠輔内野手(26)が22日、ウエスタン・中日戦(鳴尾浜)に「4番・三塁」で先発出場。17日ぶりに実戦復帰し、六回に三遊間を破る左前打を放った。2度の守備機会も無難にこなし、交流戦の初戦となる25日・ロッテ戦(甲子園)での1軍昇格に向けて大きく前進。また、この日の2軍戦にはドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=や糸井嘉男外野手(39)ら、主力組が調整の一環で出場した。

 大山は野球ができる喜びを体全身で感じ、その思いをグラウンドで表現した。3点を追う六回無死一塁。左腕・ロサリオの外寄り151キロ直球を捉え、打球はあっという間に三遊間を突き抜けた。「体は問題ないですし、やっと実戦復帰できて良かったです」。久々の感触をかみしめた。

 1死後に相手のミスが絡んで三塁に進塁。板山の投ゴロで三本間に挟まれてしまったが、走路で一塁手・石垣と接触し、走塁妨害が宣告されて2点目のホームに生還した。「ブランクみたいなのは全く感じさせない」と平田2軍監督。主砲の表情は常に明るかった。

 1打席目は強烈な遊直。17日ぶりの試合も感覚に狂いはなく、守備でも三ゴロを軽快に2度さばいた。映像で状態をチェックした矢野監督も「何か気になって振っているとか、そんな感じはないように見えたので。普通にやれているなというふうに見えたけど」とホッと一安心の様子だ。

 5日・ヤクルト戦(神宮)で途中交代し、背中の張りで翌日に出場選手登録抹消。7日から鳴尾浜の2軍施設でリハビリを始め、患部は順調に回復した。雨天続きで実戦復帰の場が3回も流れ、この日は待ちに待ったゲーム。喜びもつかの間、大山は先を見据えた。

 「試合に出てチームの勝利に貢献しないと意味がないので。ここで一回落ちてしまったところをもう一回、もっともっと上げられるようにしたいので、また今日からしっかりやりたいなと思います」

 この日は六回終了後に交代したが、23日のウエスタン・中日戦ではフル出場する可能性がある。交流戦の初戦、25日・ロッテ戦での1軍復帰に向けて視界は良好。打倒パへ、セ界のトップを快走する矢野虎に主将で4番の大黒柱が帰ってくる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス