【岡田彰布氏の眼】過密日程の終盤へ「先発投手の整備と3連敗厳禁」

 阪神、オリックスで監督を歴任したデイリースポーツ評論家・岡田彰布氏は22日、過密日程が予想される終盤に向けて先発投手の整備と3連敗厳禁が阪神の課題と分析した。今季はすでに9試合を流しており、今後はさらに中止が増える可能性もある。16年ぶりの優勝へ向け、今、考えて行くべきことを説いた。

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 コロナ禍により広島3連戦が中止となったことで、シーズン終盤は過密日程になることが予想される。すでに阪神は雨天中止が5試合、コロナの影響で持ち越されてしまったゲームが4試合ある。今後、梅雨が長引いたり、台風のシーズンになるとさらに中止が増え、9月以降に組み込まれる可能性が高い。

 大型連戦に備えておくためには、やはり先発ピッチャーの頭数だろう。救援陣の負担は自然と増すだけに、どれだけ長いイニングを放ってくれるか。もしくは1試合を先発投手2枚で乗りきるなど、考えられる手だてはある。現状のチーム編成を見れば投手陣の頭数は30人以上いるだけに、終盤に使える投手をどれだけ用意しておくかが重要だ。

 ただ今年はオリンピックの中断期間があるだけに、準備を始めるのはそこからで大丈夫だと思う。中止になるのはその時の天気であり、情勢もあるため今から考えていてもしょうがない。チームは首位に立って貯金も「16」を数えている。だから今は3連敗をしないことを最優先に考えていけばいい。

 1週間で6試合を行うとすれば、3勝3敗ペースで十分な状況。五輪期間で中断するまで、3連敗だけは絶対にしないという意識で戦っていってほしい。

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