阪神・大山4番も 25日交流戦から1軍復帰、強力打線武器に首位独走加速や

 背中の張りで2軍調整中の阪神・大山悠輔内野手(26)が25日から始まる交流戦で1軍に復帰する見通しであることが20日、分かった。ヤクルト戦(甲子園)が悪天候により中止となったこの日、矢野燿大監督(52)が明かした。大山の復帰により、DH制が採用される交流戦のビジターゲームに超重量打線で臨める。主将復帰で首位独走に拍車を掛ける。

 4番を務めるキャプテンが交流戦開始に合わせて帰ってくる。矢野監督は2軍調整中の大山について「週末の鳴尾浜で試合に出て、大丈夫っていうのが一番スタンダードかなと思っている」と21日からのウエスタン・中日戦で実戦に復帰させることを改めて明言した。

 さらに具体的に話したのが井上ヘッドコーチだ。「けがも治りました、フリーバッティングもちゃんとできてます、スイングもしっかりできていますと平田(2軍)監督から報告をもらっている」。そう説明した上で「週末に実戦をしっかり踏んで、ちょうど来週から交流戦も始まるから、その流れに沿って」と、順調なら25日のロッテ戦(甲子園)で1軍に昇格する見通しを明かした。

 開幕から出場した31試合すべてで4番に座り、打率・291、5本塁打、24打点と打線を引っ張ってきた大山。5日のヤクルト戦(神宮)で途中交代し、背中の張りを理由に6日に出場選手登録を抹消された。

 7日から鳴尾浜のファーム施設でリハビリを開始して順調に回復。当初実戦復帰を予定していた16、19日の2軍戦が続けて雨天中止になってしまったが、18日の鳴尾浜ではシート打撃を行っており、あとは試合に出場して最終チェックをする段階に来ている。

 糸原が下肢コンディションの不良で戦線を離脱したものの、大山の復帰で阪神は強力打線を形成して交流戦に臨める。井上ヘッドコーチは「最終的に監督がどうするかは判断する」と前置きした上で、「オレは基本的に4番は大山悠輔だというふうに思っている」と私見を述べた。

 特にDH制が採用されるビジターゲームでは3番からマルテ、大山、サンズ、佐藤輝が並び、7番に糸井、陽川あるいはロハスが入るという超重量打線が完成する。

 2018年(6勝11敗1分け)、19年(6勝10敗2分け)と2年続けて交流戦で負け越している阪神(20年はコロナ禍で中止)。今年はここまでリーグトップの得点力を誇る打線を武器に、勢いを加速していく。

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