【新井貴浩氏の眼】阪神・佐藤輝 フルスイングがいい意味で振り幅長い

 現在、4番を務める佐藤輝は素晴らしい。終盤の僅差、もしくは同点の場面でワクワクさせてくれるタイガースの左打者は金本さん(デイリースポーツ評論家)以来ではないでしょうか。私の中での4番は大山だが、ゆくゆくは2人がより高いレベルで4番争いをしてくれることを楽しみにしている。

 改めて佐藤輝のよさはフルスイング。今のまま、どこも変える必要はない。ミートポイントの幅が広く、いい意味で振り幅が長いので変化球で体勢を崩されても前にヘッドが走り本塁打にできる。コンパクトにスイングして最短距離でボールをぶつけるというより、ボールをかっさらうイメージに近い。

 15日は巨人との通算2000試合目。佐藤輝は『伝統の一戦で4番』だという意識を感じなくていいと思う。プレーする選手やファンの熱量はすごいものがあるが、今のままがむしゃらに思い切ってやればいい。だって彼はルーキーなのだから。結果を気にせずフルスイングを貫いてほしいと思う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス