矢野阪神今季初の3連敗 藤浪乱調、佐藤輝は適時失策

 5回、神里の右前打を後逸し、打球を追いかける佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 藤浪は5回途中に降板を告げられ厳しい表情を見せる(撮影・山口登)
 9回、投手交代を告げベンチに戻る矢野監督(撮影・山口登)
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 「阪神1-7DeNA」(23日、甲子園球場)

 阪神は自滅でDeNAに大敗し、今季初の3連敗。貯金も9となり、2位・巨人とのゲーム差は1となった。

 先発の藤浪は四死球連発で試合を作れなかった。五回途中まで投げて、2安打7四死球で4失点。二回は3者連続四球などもあり、無安打で1失点。三回は4番・佐野に適時二塁打を打たれ、また3者連続で四球を与え、押し出し四球で失点した。22日・巨人戦(東京ドーム)で先発した秋山に続いて、先発投手が乱調だ。

 さらに2番手・馬場は1死一塁からソトの投ゴロで併殺打を狙い、二塁へ送球したが、大きくそれて悪送球。続く宮崎に安打を浴び、1死満塁とピンチを広げた。

 すると、神里に右前へ打球を運ばれる。次の瞬間、白球はドラフト1位・佐藤輝(近大)のグラブの下をすり抜けた。満塁の走者と打者・神里も一気に本塁生還。この回、2つ目の失策で一挙4点を失った。

 打線は四回、大山に4号ソロが出ただけ。六点差の七回には2死満塁の好機を作ったが、途中出場の北條が空振り三振に倒れ、反撃ならず。大山が打点を挙げれば昨季から19連勝中だったが、その不敗神話も途切れた。

 ミスだけが大きく目立ち、最下位のDeNA相手に痛すぎる敗戦となった。

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