阪神・梅野 ここぞでダメ押しタイムリー!得点圏打率またアップ・643

 7回、2点適時二塁打を放った梅野は塁上で喜ぶ
 7回、2点適時二塁打を放ち、二塁へ走る梅野
 7回、2点適時二塁打を放つ梅野
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 「巨人5-10阪神」(20日、東京ドーム)

 痛快だ。阪神は、昨季3勝9敗と大きく負け越した“鬼門”の東京ドームでも、破竹の勢いは止まらない。8連勝を引き寄せたのは圧倒的な勝負強さを誇る梅野のバット。絶好機でダメ押しの2点適時二塁打を放ち、12球団トップの得点圏打率は14打数9安打9打点の・643とさらに上昇した。

 「みんな絶対、この試合を取るという気持ちで戦っていますし、必死でつないでくれたので、何としても打つという気持ちで打席に入りました。打つことができて良かったです」

 三回までに3本塁打と一発攻勢で5得点。しかし、リーグ連覇中の王者は回を追うごとにジリジリと詰め寄ってきた。そんな中で迎えた2点リードの七回2死満塁。チャンスにめっぽう強い“恐怖の7番打者”は、追い込まれながら高木の高め直球を右翼にはじき返した。

 宿敵を突き放し、勝利の道筋を整えた貴重な2点適時二塁打。左翼席の虎党は総立ちだ。全試合スタメン出場を続ける正捕手は両手をギュッと握り、快打の感触をかみしめた。

 試合前にリベンジの心を一つにしたという。「去年は苦汁を飲まされた。苦虫をかまされた。そういう球場。だけど、今年はいい形で入っていこうぜ」。ミーティングの内容を明かした井上ヘッドコーチは「今日なんかもいいところでリュウ(梅野)が打ったし、あれはすごく大きい」と背番号2に賛辞を贈った。

 18日・ヤクルト戦の七回の守備で石井大のワンバウンドが右手親指付近に直撃し、そのまま途中交代。状態が心配されたが、自慢の打撃で問題なしを証明した。扇の要としても5人の投手を懸命にリード。攻守にわたる活躍で勝利を手繰り寄せた。

 春の連勝街道を突っ走る矢野阪神には日本一を渇望する梅野がいる。欠かせない男だ。

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