【金本知憲氏の眼】阪神ドラ6中野の打撃はシンプル。マネのしにくいバッター

 「DeNA2-3阪神」(11日、横浜スタジアム)

 3安打した阪神ドラフト6位・中野のバッティングの印象だが、とにかく「シンプル」という一言に尽きる。変なクセがなく、いい意味で特徴がない打ち方だ。

 例えると、芸人さんであるとか子供たちがマネをしにくい打ち方、という表現ができる。ただ、これはもちろん、特徴がないからダメということではない。構え方やタイミングの取り方、バットの出方などが非常に理にかなっており、基本に忠実な打ち方ができている。だからこそ「マネのしにくいバッター」であると言える。

 小力もあって、バットも非常に振れている。この中野にしても佐藤輝にしても、今年のルーキーはバットがしっかりと振れているし、振れるということは真っすぐに強いということでもある。経験を積んでいけばということで言うと、2番を打っても面白いのではないかと感じる。守備も安定しているので、今後が楽しみな選手であることは間違いない。

 これで対戦が一回りしたわけだが近本、マルテ、大山らが決して調子の良くない中で貯金が7というのは大きい。やはり外国人選手のところで現状の戦力、手駒の部分で各球団に差があり、今日で言うと三浦監督が気の毒だなという部分はあったが、阪神としては勝てるところで足をすくわれないようにやっていければと思う。

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