阪神・青柳7回3安打無失点 最大のピンチ七回切り抜け今季最多120球熱投

 7回、ピンチを切り抜け笑顔でガッツポーズする青柳(撮影・飯室逸平)
 7回、戸柱の打球を指さす青柳(撮影・西岡正)
 7回、粘投する青柳(撮影・西岡正)
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 「DeNA-阪神」(10日、横浜スタジアム)

 今季3度目の先発を務めた青柳晃洋投手(27)が7回3安打無失点と快投を披露。コーナーを突く投球術でDeNA打線を手玉に取り、2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 初回、先頭の関根に遊撃内野安打と嫌な形で出塁されたが、青柳は落ち着いていた。後続の柴田、牧、佐野を一ゴロ、三ゴロ、空振り三振に抑え上々の立ち上がりを見せた。

 左打者には徹底したアウトロー攻めで、勝負。四回に大山の先制適時打が飛び出し、援護点をもらってからはさらに安定した投球を見せてきた。

 最大のピンチを迎えたのは七回だ。無死一、二塁で打席には神里。神里はバントを仕掛けてきたが、これを捕手の梅野が素早く三塁へ送球し、まずは1アウトを奪う。続く田中俊を投ゴロに打ち取り、2死一、三塁と状況が代わった。

 7球を要し、決め球を捉えられたが、中野の攻守により、無失点で切り抜けた。今季最多の120球を投じ、ベンチに戻る際に「シャー」と喜びを表現していた。八回、先頭で打順が回ってきたが、糸井が代打に送られ交代となった。

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