阪神、ホーム開幕戦飾れず 継投失敗で痛恨の逆転負け 藤浪、6回1失点と粘投も

8回、勝ち投手の権利がなくなるも、阪神・小林(中央)、加冶屋(右)を迎える藤浪=京セラドーム大阪(撮影・田中太一)
8回、中日に勝ち越しを許し下を向きながらベンチへ戻る阪神・小林=京セラドーム大阪(撮影・田中太一)
9回、阪神・佐藤輝は中日・木下の打球を追うも捕球できず=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
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 「阪神3-6中日」(2日、京セラドーム大阪)

 阪神がホーム開幕戦で逆転負けした。ホーム開幕戦は19、20年と連勝中だったが、関西の虎党に勝利を届けることはできなかった。

 先発・藤浪は6回1失点で勝ち投手の権利を持ちながら、開幕戦に続き中継ぎ投手が打たれ、今季初勝利を逃した。

 その藤浪はもったいない形で先制点を与えていた。二回、簡単に2死としたが、京田に三塁打を浴びる。続く木下拓を2球で追い込んだ後だった。ワインドアップモーションに入ったところで、三走・京田のスタートの構えが気になり、投球動作を止めた。これがボークとなり、京田の本塁生還を許した。

 ただ、その裏に打線が逆転する。相手の2失策で得た1死一、三塁から木浪が三塁線を破る同点適時二塁打。さらに2死二、三塁で近本が2点中前適時打を放ち、この回一気に3点を奪った。

 藤浪は四回の1死満塁、五回の2死満塁も粘って無失点。さらに、六回2死一塁での代打・福留との対戦は圧巻だった。直球2球で追い込み、カウント2-2からはこの日最速の158キロ内角速球で見逃し三振。雄たけびを上げてマウンドを降りた。

 藤浪の後を受けた岩貞は七回を三者凡退に抑える好投。ただ、八回に登板した3番手・加治屋が中日打線につかまった。1死から平田に四球、京田に中前打で一、三塁。続く木下拓に2点適時二塁打を浴びた。これで藤浪の勝ち投手の権利は消滅した。

 さらに加治屋の後を受けた小林が大島に勝ち越し打を浴び、この回一気に逆転を許した。

 八回は大山からの好打順だったが、大山、サンズ、ドラフト1位・佐藤輝(近大)の3人全てが飛球で打ち取られ三者凡退だった。

 九回には、5番手の小野がまたも木下拓に2点適時打を浴びて万事休すとなった。

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