阪神ルーキー・伊藤将は上々デビューも初勝利ならず 5回2失点で同点のまま降板

先発し、力投する阪神・伊藤将=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
広島打線を相手に力投する先発の阪神・伊藤将=マツダスタジアム(撮影・立川洋一郎)
3回、広島・鈴木誠也に先制タイムリーを打たれる阪神・伊藤将=マツダスタジアム(撮影・飯室逸平)
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 「広島-阪神」(31日、マツダスタジアム)

 プロ初登板初先発のドラフト2位ルーキー・伊藤将司投手(24)=JR東日本=は五回2失点で降板。同点の六回から加治屋にマウンドを譲り初勝利はならなかったが、上々のデビューとなった。

 三回2死一、二塁からは4番・鈴木誠に外角の直球を中前に運ばれてプロ初失点。味方が逆転してくれた四回には2死二塁から床田に左前適時打を浴びた。失点はともに2死から。特に投手に打たれた四回の適時打はもったいない失点となった。

 それでもゲームメーク術の高さを買われてドラフト2位指名を受けた左腕は、その評判通りに、クオリティースタートでプロ初登板を終えた。

 阪神新人の初登板初先発は2018年6月21日・オリックス戦(甲子園)の馬場皐輔以来。初登板初先発初勝利は18年4月11日・広島戦(甲子園)の高橋遙人まで10人いるが、開幕ローテで勝利を挙げたのは14年4月2日・中日戦(京セラ)の岩崎優が最後となっている。

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