阪神・板山、初の開幕1軍つかんだ!三塁打に守備でも大ハッスル

 「オープン戦、オリックス1-1阪神」(21日、京セラドーム大阪)

 とにかく必死だった。打って、守って、自らの存在感を示した阪神・板山。グラウンドを駆け回り、2軍キャンプスタートから初の開幕1軍を勝ち取った。

 二回、2死で迎えた第1打席だった。「いい投手なんで、そう簡単に打てない。自信になった」と、山岡が投じた高め148キロ直球を捉えた。鋭い打球は右翼線へ。快足を飛ばし、一気に三塁を陥れて好機を作った。

 守備でも魅せる。1点を先制された直後の三回2死一塁では、打球を素早く処理して三塁を狙った一走・佐野皓を補殺。さらに、六回には、宗が放った右翼への大飛球をフェンスにぶつかりながら好捕した。

 矢野監督は「大したもんやね。全てのプレーに気持ちが出てるというか。(開幕メンバーに)イタ入れるよ」と取り組む姿勢を高く評価し、開幕戦を戦う布陣に入れた。

 念願となる開幕1軍の座。「チームが日本一になれるように。その1ピースになれるように、自分らしさを出していきたい」と板山。強い決意を胸にグラウンドで暴れ回る。

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