阪神2軍 新人2選手が「プロ初」を記録 ドラ7高寺は鷹の剛腕・田中正から初安打

 「ウエスタン、ソフトバンク5-1阪神」(21日、タマホームスタジアム筑後)

 阪神の新人2選手が「プロ初」を記録した。まずはドラフト7位・高寺望夢内野手(18)=上田西=。19日に「9番・三塁」でプロ初出場、初先発は果たしていたが、この日も「9番・三塁」で先発出場した。

 3打席凡退で迎えた九回2死。16年度ドラフト1位右腕の田中正義の151キロ直球を見事に捉え、三塁線を破った。これがプロ初安打。19日に押し出し四死球を選び、プロ初打点を含む2打点は記録していたが、待望の安打をマークした。

 「積極的にいった結果がヒットになって良かったです。真っすぐを絞って、その真っすぐを振れたので良かった」と笑顔を見せた。

 さらにプロ初盗塁も記録。「緊迫した1点を争う場面で決められるように練習していきたい」と意気込んだ。

 プロ初登板を果たしたのがドラフト3位・佐藤蓮投手(22)=上武大=。六回に2番手でマウンドに上がると、失点は許したが最速150キロの直球と自慢のパワーカーブを駆使し、上々のデビュー戦となった。

 右腕は「ストレート自体は走っていたと思う。あとはゾーンの中に集められるようにストレートの状態を上げていくだけ」と力を込めた。平田2軍監督は「十分、落ち着いて投げていた。上出来じゃない」と評価した。

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