阪神ドラ1佐藤輝 ミスター超え弾お預け3三振も…5番起用へ矢野監督手応え 

 「オープン戦、オリックス1-3阪神」(19日、京セラドーム大阪)

 ミスター超えへの挑戦は、20日以降に持ち越しとなった。プロ初の5番に座った阪神ドラフト1位・佐藤輝(近大)だったが初の3三振に封じ込まれ、4試合連発とはならず。相手開幕投手で同い年の山本に抑えられた経験は次に生かすしかない。

 タテジマのユニホームに袖を通す前から「(山本は)球界を代表する投手だと思うので、対戦してみたい」と思いをはせていた佐藤輝。待望の初対戦は初回2死一、二塁だ。1ボールから150キロ直球を強振。球場をどよめかせた飛球は右翼方向に飛んだが、杉本のグラブに収まった。

 続く対決も得点圏で回ってきた。同点の三回1死二、三塁。ここでも豪快なフルスイングを披露したが、最後は146キロフォークにバットが空を切った。

 守備でも悔しいミスがあった。同点の六回2死一塁。佐野如の右前打を処理した後、三塁を狙う一走・紅林を刺そうとしたが、送球が三塁ベンチ方向に大きくそれた。幸い失点にはつながらなかったが、シーズンでは避けなければならない。

 フィーバーの勢いが止まらない。18日からオンラインショップ「T-SHOP」で受注販売を開始した「ウル虎の夏レプリカユニホーム」。佐藤輝の同ユニホームが、初日だけで2位選手の10倍差の注文数となり、初日受注数では球団史上最多枚数になったという。

 佐藤輝の5番起用について、矢野監督は手応えを示した。「チャンスで回ってきたしね。マルテも選球眼がいいからさ。トータルしたら5番でもいいのかなと思ったり」。マルテ、大山、佐藤輝の中軸で、右打者が集中しないジグザグ打線が組める利点もある。

 現在、オープン戦6本塁打。58年に新人ながら7本塁打を放った長嶋茂雄(巨人)にあと1本だ。残り2試合。射程圏内なだけに、京セラで達成したい。

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