阪神ドラ1佐藤輝 150メートル弾!9日の日本ハム戦先発、人生初2番でかっ飛ばす

 「バッティングいきまーす!!」声を張り上げて合図する佐藤輝
 矢野監督が見守る中、特打に励む佐藤輝
 特打を終え充実の表情をみせる佐藤輝
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 「阪神春季キャンプ」(8日、宜野座)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が8日、特打でバックスクリーンを越える推定150メートルの特大弾を放った。今年初の対外試合となる9日の練習試合・日本ハム戦(宜野座)は、人生初の「2番・左翼」での先発が決定。2日の推定145メートル弾を上回る驚弾で、“初本塁打”へ期待は一層高まった。

 正真正銘、打球がバックスクリーンを越えていった。午後の特打での72スイング目。BGMにアニメ「キン肉マン」のテーマソングが流れる中、筋骨隆々の佐藤輝が強振した。

 高く弧を描いた弾道が中堅方向に向かって伸びる。電光掲示板右側の最上部を越える推定150メートルの特大弾-。2日のバックスクリーン最上部で跳ねて場外へ消える145メートル弾に続き、またも“伝説”を残した。

 フリー打撃では86スイングで19発。特打では118スイングで4連発を含む33本の柵越えを放つなど絶好調だ。練習からは状態の良さを感じさせるが、「実戦でしっかり打てていないので、ここからですね」。今年初の対外試合となる9日・日本ハム戦へ向けて冷静に話した。

 同戦は「2番・左翼」で先発する。これまで中軸を担うことはあっても、2番は「打ったことないですね」。人生初の打順を担うが、気負いはない。

 「打席が多く回ってくるかも分からないので、一打席、一打席集中してやっていきたいです。余計な力を入れずにやりたい」

 宜野座で一週間以上を過ごし、打撃に変化が見えてきた。この日も中堅から左方向にかけて、外野芝生席の深い位置に着弾するような打球が多かった。

 「逆方向にいい当たりがいっているのは、悪くはないかなとは思います」

 井上ヘッドコーチからのアドバイスを参考に、スイングを修正した成果だ。軸足を安定させ、体が開かないスイングに微調整。「ちょっとした意識でバッティングってすぐに変わる。いろいろ試しながらやっていきたい」。9日の日本ハムの先発予定は西村。150キロを超える直球を武器にする4年目右腕を相手に、現在地を確認する。

 練習では誰もが目を見張るパンチ力を見せる。今後は試合の中で発揮できるかがカギとなる。驚愕(きょうがく)の150メートル弾を放ち、弾みをつけた。初の対外試合でも規格外のパワーを証明したい。

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