阪神・平田2軍監督 ドラ5村上、ドラ7高寺を評価 村上は「腕の振りがいい」
「阪神2軍春季キャンプ」(3日、安芸)
阪神・平田2軍監督はキャンプ3日目を振り返り、ドラフト5位・村上(東洋大)と同7位・高寺(上田西)の両新人を評価した。
村上はプロ入り後、初めて捕手を座らせての投球練習。藤田を相手に直球を31球投げ込み、21球をストライクゾーンに投じた。
高寺はプロ入り後、初めてとなるランチ特打でプロの投手と対戦。望月から4本、浜地から2本、安打性の打球を飛ばした。
平田監督の一問一答は以下の通り。
-高寺がプロの投手と初対戦となった。
「初めて生きた球を見た割に、島田や熊谷に引けを取らない。十分対応していた方だと思うよ」
-初めてプロの球を見たのに、対応力がある。
「左の及川と対戦したりもしたけど、高校生で対応が全然やなっていうのは感じないね。足も速いし、身体能力も高い。足もへばってると思うけど、そういう中で生きた球をしっかり捉えてるところもあったので楽しみ」
-村上が捕手を座らせてブルペンで投げた。
「腕の振りもいいし、問題ない。制球力が優れているし、球のキレも、これから変化球も交えてくると楽しみだな。低めに投げる能力が高いし、何より腕の振りがいいよ。(智弁学園時代に)センバツで優勝したり、東洋大でエースだっただけのことはあるな」
-谷本球団本部長が視察に来ていた。
「西純矢とか井上広大とかの情報を教えてくれた。(そういう報告は)そりゃ、うれしいよ。去年はここでやってたんだもん。2年目で西と井上が上でキャンプに呼んでもらって、どういうアピールしてくれるかという楽しみはあるよね。あとは復活する守屋、浜地、望月、小林、中田、桑原やここにいっぱいいる宜野座に行っててもおかしくないような選手でも安芸に来ている。コロナでまたどうなるか分からんし、実力のあるピッチャーは何人もいるんでね。チャンス。競争意識に火が付くよね」