【中田良弘氏の眼】阪神ドラ1佐藤輝 プロ向きの立ち居振る舞い

 「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)

 コロナ禍でキャンプインとなったプロ野球。ファンの声援もなく、いつもと違った雰囲気で始まった。そんな中、注目の阪神ドラフト1位・佐藤輝は、やはり非凡な存在だった。

 打撃は確かにすごいが、印象的に映ったのはいい意味で新人らしくない姿だ。アップやランニングでは、新人ならば全力でアピールするのが普通だが、佐藤輝の場合はそんなふうに肩に力が入っている様子はなく、終始マイペース。もう何年もチームにいるような立ち居振る舞いに見えた。いかにもプロ向きという感じだね。

 投手陣では、ほとんどの選手がブルペン入りする中、目立ったのが小野。下半身が安定し、踏み込んだ時の左足に体重が乗り、球にキレがあった。

 小野にとっては右肘の故障などで2年連続で白星がない中、臨んだキャンプ初日。いきなり150球は上々のスタートだろう。ローテに入ってくれば先発投手陣の層は厚くなるし、万全ならば十分に割り込んでくる力はある。今後が楽しみだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス