阪神・井上 ドラ1佐藤輝のスイング「スピード速い」負けじとバックスクリーン弾 

 フリー打撃で快音を響かせる井上
 佐藤輝(左)と話をする井上(右奥)
 佐藤輝(手前)の打撃を見る井上
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 高卒2年目で1軍キャンプに抜てきされた井上広大外野手(19)が29日、すがすがしい表情で沖縄県宜野座村での先乗り合同自主トレ初日を振り返った。

 「広い球場でやっと練習ができるっていうことだったので、しっかりと身の入った練習ができたかなと思います」

 この日のフリー打撃では36スイングで2本の柵越え。1本はバックスクリーン下に放り込んだ。「初めはやっぱり屋外ということもあって力みがあったんですけど、途中からセンター方向にいい打球が打てた。それを続けられるように、より多く打てるようにやっていきたい」と好感触を口にする。

 この男も生粋のスラッガーなのだろう。「ずっと室内でしかできなかったので、こうやって球場で打てることでリフレッシュというか、自分の気持ちも楽になりましたね」。久々に屋外でかっ飛ばしたことが気分転換につながったという。

 大きな刺激も受けた。ドラフト1位・佐藤輝(近大)のフリー打撃をケージの裏で見守り、「遠くへ飛ばす能力というのが一番すごいなと思いました。スイングスピードも速いなと」。うわさにたがわぬ豪快な打球に衝撃を受けた。「これから1カ月間あるので見ていきたいと思います」と大山ら先輩の打撃も生きた教材として注視していく。

 人生初の沖縄で、1軍の先輩と過ごす1カ月の日々。「ここでもっとうまくなりたいなという気持ちが芽生えました」。南国での経験が、若き大砲の成長へとつながりそうだ。

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