阪神ドラ6中野 遊撃奪取へ守備でアピール 川相氏から極意学ぶ!
阪神のドラフト6位・中野拓夢内野手(24)=三菱自動車岡崎=が17日、新人合同自主トレ後にオンライン取材に応じ、持ち前の守備をアピールし遊撃のレギュラーを奪うと誓った。
「自分みたいなタイプの選手は守備から入っていくのが一番大事。まずはそこを完璧にしてアピールしていくことが、レギュラーへの近道だと思っています」
昨秋の都市対抗でも堅実な守備を見せていた中野。6巡目での指名となったが、矢野監督も認める高い守備センスを持つ。さらに磨きをかければ、今季も激戦が予想される遊撃争いで“台風の目”になり得る存在だ。
そのためにも、1軍参加が内定しているキャンプでは、守備の名手・川相臨時コーチに積極的に教えを請う予定だ。「ゴールデングラブ賞を取れたら一番の自信になると思う」。同氏も6度受賞したタイトルを見据え「守備の極意を自分から聞いていけたら」と目を輝かせた。
この日は、鳴尾浜で阪神・淡路大震災の黙とうに参加。自身も10年前に山形で東日本大震災を経験したこともあり、被災地への思いは人一倍強い。「自分たちが頑張ることで皆さんに元気を与えられると思う」と力を込めた中野。多くの人に勇気を与えられる遊撃手へと成長していく。