阪神・平田2軍監督「生き残る気持ちだよ!」1軍C帯同予定の西純&井上に愛の猛ゲキ
阪神・平田勝男2軍監督(61)が23日、鳴尾浜を訪れ、来春1軍キャンプ参加が決定的な西純、井上へ猛ゲキを飛ばした。強化練習最終日。カラフルなマスクが激しく動いた。
「何の問題もないね。どんだけアピールしてくるか。競争に加わってほしいよね。1軍を経験するといろんな課題が出てくるしね」
プロ1年目は温かくも厳しい指導で2人の背中を押してきた。右肩上がりの成長曲線に1軍キャンプ抜てきも納得顔だ。ただ経験で終わらせてほしくはない。チームは補強の真っただ中。ドラフト1位・佐藤輝、新助っ人アルカンタラ、チェンの加入にロハスの獲得も秒読み段階。外野、先発争いは激しさを増す。指揮官は「楽しみだな。ワクワクだよ!」とテンションを上げて、もうひと吠えだ。
「競争に割って入るどころか、ローテーションに入る、レギュラーを取るという気持ちで参加すると思うんでね、生き残る気持ちだよ!2年目だもん」
若い2人も将の激励に力強く呼応する。西純は「自分は何の実績もないので、そういうつもりでいかないと埋もれてしまうと思う。強い気持ちを持ってやっていきたい」。井上も「そう言ってもらえるということは可能性があるということ」と気持ちを引き締めた。
つかの間のオフも休むつもりはない。コロナ禍の年末年始。西純は「あまり出歩かないように、野球が一番」とトレーニングに集中する。キャンプインまで約1カ月。変革期のチームに、19歳コンビが新風を吹き込む。