阪神・岩貞祐太投手（２９）が１８日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、１５００万増の４７００万円でサインした。（金額は推定）

　今季は８月から中継ぎに転向して、３０試合で５勝１敗、防御率３・００という成績を残して適性を示した。矢野監督がすでに、中継ぎでの起用の方針を明かしているように、岩貞自身も強い気持ちで来季に挑む。

　「やるからにはホールドが付いたり、そういった大事な場面で投げていきたいと思っているので、岩崎にしてもスアレスにしても強力な後ろがいるので、そこにつなげるような七回を投げられるピッチャーになりたいと思います」

　今季のホールド数は「８」。「まずは自分が投げる場所、地位を確立するところから始まると思うので」と話した上で「ホールド数も今季の倍以上はやりたいと思いますし。それ以上にチームが苦しい時とかチームがピンチの時に呼ばれてマウンドに上がるような存在になれるように、やっていきたい」と力強く話した。

　ブルペン陣からは、引退した藤川や、オリックスでプレーすることになった能見らがいなくなった。投手のキャプテンにも就任した岩貞にかかる期待は大きいものとなる。「年齢的にも来年で３０になりますし、チームを引っ張っていかないと、今後チームとして強くなっていかないと思うので、覚悟を持ってやっていきたいと思っています」。今季の経験を生かし、ブルペンを支えていく。