阪神・青柳晃洋投手が１１日、２７歳の誕生日に誓いの３カ条を掲げた。「打倒・巨人、防御率３点台、１３勝」。ロッテの保留者名簿から外れたチェン、韓国プロ野球・斗山でプレーしていたアルカンタラの獲得も秒読み。激しいローテ争いが予想されるが、勝ち抜く覚悟を示した。

　「僕自身、絶対的に安定したポジションじゃない。いい選手が入ってきたら、奪われるというのはあります」

　この日は読売テレビの「朝生ワイド　す・またん！」に生出演。２７歳の誕生日に明かしたのは危機感だ。今季季は７勝９敗と黒星が先行したが、防御率３・３６と安定した成績を残した。だが、チームは独走を許しての２位。「巨人に勝っていかないと、優勝は見えてこない」と前を向く。

　目標は今季果たせなかった１３勝。そのために防御率にこだわる。「２点なら西さんや秋山さんみたいに、勝つ確率が増えると思う」。口にしたのは中心選手の自覚だ。球数を少なくする配球や投球術、テンポも意識しながら、オフは課題と収穫を見つめ直していく。