ロハスJr.はサンズよりも穴が少ない選手 サムスン2軍監督・落合英二氏が分析

 阪神が韓国KTのメル・ロハス・ジュニア外野手(30)と大筋合意したことが9日、分かった。複数の米球界関係者が認めた。阪神は巨人など日米複数球団による争奪戦を制し、今季の韓国リーグ2冠王獲得が目前となった。期待を込めた2年契約と、桧山がつけていた背番号「24」を提示していると見られる。サムスン2軍監督・落合英二氏がロハスを分析した。

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 ロハスの特徴はまず、スイッチヒッターであること。左打席の方が怖いですし、長打力もある。僕は去年まで1軍で投手コーチをしていましたが、ロハスと対戦する時にはなるべく左投手をぶつけて、右打者のロハスと勝負するようにしてたぐらいです。右打席でも長打はありますが、基本的にはシングルヒットが多いです。

 左右両打席とも、内角甘めの球には強いです。韓国より日本の投手の方が“投げミス”が少ないので、内角の厳しいところに投げられた時に、どう対応できるかがカギですね。

 韓国はチェンジアップが主流で、フォークボールを投げる投手が少ないのですが、外角へ逃げて、落ちていく球にバットを出すケースは少なかったですね。日本はフォークが多いので、そこへの対応も見ものです。ただ、タイミングがズレても(バットで)拾える技術があります。

 デイリースポーツ読者の方に少しだけ分かりやすく説明すると、サンズよりも穴が少ない選手です。KTが今年2位になれたのはロハスのおかげですし、今の韓国では一番いいバッターです。彼が日本で通用しなければ、今、韓国にいる打者は誰も通用しないと思います。

 右翼の守備もヘタではないです。肩は普通ぐらい。今年は盗塁ゼロでしたが、足は速いですし、ベースランニングでも一生懸命走る選手です。性格もサンズに似て真面目です。

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