阪神・矢野監督 挑む集大成の超スローガン「挑・超・頂 -挑む 超える 頂へ-」

 新スローガンを発表する矢野監督(代表撮影)
 あいさつする矢野監督(代表撮影)
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 阪神は5日、西宮市内の甲子園室内練習場で、史上初となるオンラインでの「ファン感謝デー2020」を開催。矢野燿大監督(51)が、来季のスローガン「挑・超・頂 -挑む 超える 頂へ-」を発表した。3つの漢字の読み方は「チョウ・チョウ・チョウ」。全員で挑戦を続け、壁や限界を超え、頂を意識して戦う意図を漢字で表現。2005年以来のリーグ優勝へ決意を新たにした。

  例年なら甲子園のスタンドを埋めるファンの姿や、歓声も拍手もない。室内練習場で無観客のオンラインファン感謝デー。ただ、異例の形でも画面越しにファンがいる。矢野監督は訴えかけるように、スローガン「挑・超・頂 -挑む 超える 頂へ-」を発表した。

 「このスローガンの下、共に戦い、共に頂点に立ち、てっぺんに行った景色を一緒に見ましょう」。力強い口調で、3つの漢字に込めた思いを明かした。

 1文字目の「挑」は挑戦から取った。「一番必要なことはチャレンジすること。挑戦する先に成長があると考えている」。投手は打たれても攻める。野手はエラーしても前に出る。日々の結果に左右されず、チームとして挑戦を続ける方針を明確にした。

 2文字目の漢字は「超」。ライバル、限界、課題…。あらゆるものを超越する意味を込めた。「普段から選手には『比べるのは昨日の自分』という話をしている。ライバルが活躍して落ち込む自分よりも『昨日の自分より前に進めた』という方が大事」。チームは今季限りで藤川、能見、福留らが抜けて、大きく若返った。全員で成長を続け、今までのチームを超えていく狙いも込めた。

 3つ目の漢字は「頂」だ。矢野監督就任1年目の昨季は3位、2年目の今季は2位。「来季目指すところはてっぺん、頂しかない。チーム全体で常にトップに立つことを意識して戦う」。05年以来16年ぶりのリーグ優勝への執念を込め、最後の漢字に選んだ。

 21年のスローガンは昨年同様、秋季練習中に選手、スタッフらでミーティングを開催して決定。今回は仲野トレーナーの案が採用された。「読み方も『チョウ、チョウ、チョウ、いい感じ』っていうのもあるし。『3、2と来たから、1(位)しかないやろ』というのもある。親しみやすいんじゃないかな」と指揮官。来季は3年契約の3年目。スローガンを体現する戦いで、集大成を飾る。

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