阪神3位 上武大・佐藤蓮が涙 1回1/3を7与四死球の大乱調

 5回、汗をぬぐう上武大・佐藤蓮(撮影・高石航平)
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 「関東地区大学選手権・準決勝、創価大6-3上武大」(11日、横浜スタジアム)

 阪神からドラフト3位指名を受けた上武大・佐藤蓮投手(4年・飛龍)は敗戦の責任を一身に背負った。四回に先発が逆転2ランを浴び、なおも1死二塁のピンチから登板。「どうしても腕だけで投げてしまって」と制球が定まらない。1回1/3を2度の押し出しを含む7四死球で2失点。「自分のせいで負けてしまって本当に悔しい」と涙した。

 それでも、最速155キロを誇る直球はこの日も152キロまで計測するなど直球の威力やパワーカーブのキレには光るものがあった。右肘の手術を経験し、4年秋にようやく公式戦登板を果たしてつかんだプロ入りの機会。新たな舞台でも戦う横浜スタジアムで投げられたことも大きな糧となる。「この気持ちを忘れないでやっていきたい」。大学ラストゲームでの悔しさを原動力とする。

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