阪神・藤浪 球児さんは野球選手のロマン体現した人 FからFへ猛虎魂継承誓った

 練習中、笑顔で言葉を交わす藤川(左)と藤浪
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 阪神の藤浪晋太郎投手(26)が9日、今季限りで引退する藤川に抱く憧れ、感謝など、あふれる思いを語った。入団会見で「球児さんのような投手に」と力強く決意表明したのが2012年12月。プロ入り後は節目節目で助言を受けてきただけに、一時代の終幕を惜しんだ。

 「子供の頃から見ていた憧れの選手の一人でした。あれだけストレートで押せるというのは、投手ならみんな一度は夢見ること。野球選手のロマンを体現したような方なので」

 小学6年の頃、球宴での予告直球勝負を見た。「後にも先にも衝撃を受けたのは、あの試合しかない」。カブレラ、小笠原との真っ向勝負に心が躍った。憧れはプロ入りで目標に変わる。藤川が阪神復帰後の16年シーズンからは、キャンプだけでなく、今季の再調整中にも助言を受けた。打倒・巨人に生きた先輩から魂を受け継ぐ。

 「そういった方が引退されて、一つの時代が変わるなという思いと、寂しいなという思いですね」

 今季最終戦となる11日のDeNA戦に先発する。2017年4月27日のDeNA戦以来、1294日ぶりとなる甲子園での勝利が懸かるが、藤川の引退試合となる10日の巨人戦も試合終了まで球場に残って雄姿を見届ける。「F」から「F」につながれる猛虎魂の系譜。憧れたレジェンドの背中を追う。

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