【岡義朗氏の眼】阪神・陽川は速球をしっかりとさばくという原点を忘れないこと

 「DeNA5-13阪神」(31日、横浜スタジアム)

 阪神・陽川はもともと長打力が持ち味。ただ、この日の2打席連続本塁打からは、これまでの陽川とは違う雰囲気を感じさせた。

 1本目はスライダー、2本目は真っすぐを捉えたもの。どちらも速球に対する準備をした上で、タイミングを合わせていた。ゆったりとした構えでボールを長く見ることで、変化球にも崩されずに対応できたわけだ。変化球も真っすぐも打たれた相手バッテリーは、攻め方が難しくなる。その後の2打席連続敬遠もうなずける。

 陽川の調子が悪いときは、速球に差し込まれる場面が目立つ。そのため速球を意識し過ぎて変化球で崩されたり、変化球を意識して真っすぐに差し込まれたりという悪循環に陥ることが多かった。まずは速球をしっかりとさばくという原点を忘れないこと。それが陽川にとってのレギュラー奪取のカギとなる。

 守備については内野も外野もそれなりに守れる。打席での迷いを捨てれば、意外性の打者から確実性の打者へと成長できるはずだ。

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